2020.07月ゆるやかにオープン

京都府福知山市夜久野町は「丹波漆」と呼ばれる、国産漆が採れる京都府下唯一の産地です。

 昔のように沢山漆が採れているわけではありませんが、漆掻きさん(漆を採る人)がいて、漆の木から漆を採っています。国産漆に出会える、貴重な地域です。

 縁あって夜久野町で漆関係のお仕事をしているうちに20年経ちました。

少しでも国産漆にかかわって、これからも夜久野町で暮らして行きたいと考えています

そしてせっかく自然豊かな夜久野町にいるのだからできるだけ自然体で、都会とは違う生活を大事にしていきたいです。

 漆の魅力を伝えるのはもちろん、夜久野の自然の美しさや良さ、そこで生活されている皆さんの魅力も伝えていけたら・・・そんな思いのギャラリーです。


Galleryはるの紹介

 漆をメインにしたギャラリーです。

工房として漆の小物や食器も作っています。それに加えて近隣での様々な創作活動を紹介いたします。

ただ今の営業日は木曜日のみとしてますが、ご連絡をいただければ開ける事は可能です。


ギャラリースペース

Galleryはるの家

 

古い家を地元の大工さんにお願いして少し改修しました。もともと持ち主の方が丁寧に家の世話をされていたのと、その方が2部屋をフローリングにリホームされていました。昔ながらの田の字型の部屋の作りです。一部梁や柱などに古い木材が使われています。

その由来を聞いて、またまた感動なのですが、もらい火で昭和の初めごろ家が火事で焼けて

しまい、隣村に立っていた古い家を解体して、こちらに立て直したそうです。

 ですから、明治時代頃の古い木もこの家には残っているのです。

今回、前からフローリング二部屋はあまり手を加えず、ギャラリースペースとして使えるようにピクチャーレールなど付けました。(田舎ですが、個展をしてみたい方はお問い合わせください)

 実は皆さんに見ていただきたいのは、今回改修したその二部屋の後ろの一部屋です、前の二部屋はウレタン塗りのフローリングですが、後ろの部屋は杉材のフローリングに漆を塗って仕上げております。

工房での仕事

2階が漆工房(作業場)になっており、写真は漆を乾かすためのムロ(フロ)と呼ばれる場所です

漆のリメイク

 陶器などを割れた器を直すことを「金継ぎ」といいます。

割れた部分を漆を使って接着剤代わりにくっつけたり、欠けた部分を漆で埋めたりして直します。漆は分厚く塗ることができないので何回も重ねて、漆で埋めていきます。

 漆器の修理の場合は修理する部分をすべて研いで塗り直ししたりします。

傷み具合によっても修理の仕方が変わります。


ギャラリー

アクセス

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ギャラリー

ただ今漆の小物と

丹波木綿や藍染の衝立も展示しています

夜久野町について

夜久野町は昔から漆を採る産地でした。産業のうつりかわりに伴い

現在は国産漆が貴重になり、NPO法人丹波漆がウルシを植えることから漆を採る事までおこなっています。詳しくはNPO法人丹波漆のHPを覗いてみてください